不正咬合の原因と治療法 江戸川区 歯科|菊地歯科矯正歯科

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不正咬合の成り立ち-2 原因と治療法

なぜ・どうして??
どうして、出っ歯・受け口・らんぐい歯になってしまったの?

それは、これまでお話ししてきた成長の過程になんらかの不調和が起こることによって引き起こされてくるのです。

受け口 出っ歯

咬合平面

これまで出っ歯と受け口はまったく別物というようにみられていました。しかし、その原因は同じポイントにあるのです。
下あごは垂直的に成長するなかで、うまい具合に前に前にと適応を繰り返していますが、その適応に問題が生じた結果が出っ歯や受け口というような顔かたちの違いとして現れているのです。

出っ歯タイプでは

ここで、ひとつ大事なこと=知っておいてもらいたいことがあります。
それは、見た目の上で上あごの歯が出ているタイプを俗に「出っ歯」と呼んでいますが、実は、上あごが出ているのではなく多くは、逆に下あごが前に出られずに後ろに引っ込んでいる状態が多いのです。その原因は、後ろの噛み合わせ高が成長できずに前方に適応できなかったためです。そのために治療としては、上あごの歯を後ろに 引っ込めるのではなく下あごを前に適応させる必要があるのです。 こうした考え方をすることにより矯正治療でよくおこなわれている中間歯(多くは第一小臼歯=糸きり歯の後ろの歯)を抜歯をせず、からだにとっても生理的に安定した噛み合わせをつくることが出来ます。

出っ歯

受け口タイプでは

この受け口タイプは、前にお話しした出っ歯タイプの逆を想像していただければ理解しやすいと思います。出っ歯タイプは後ろの噛み合わせ高が成長できないために下あごが前方へ適応できなかったのに対して、受け口タイプは、逆に後ろの噛み合わせ高が急速に増加してしまいそのため下あごが過剰に前方へと適応したため上あごを飛び越えて反対の噛みあわせを作ってしまったのです。 治療としては後ろの噛み合わせ高を異常に高くさせてしまった原因(主に第三大臼歯=おやしらず)があればそれを取り除くことが 大切です。そして上下の噛み合せを変化させて下あごを後ろへ下げて正常な上下関係を作っていきます。

受け口

受け口2

受け口3

らんぐい歯タイプ

歯の叢生(そうせい=らんぐいのこと)は、出っ歯タイプや受け口タイプにも現れますし上下関係がほぼ正常なタイプのものも現れます。 やはり原因としては親しらずの存在やそれぞれの頭の骨格の成り立ちの違いによっても歯が押し倒されて重なり合う叢生(らんぐい)が起こります。治療を考える上で最も注意しなければならないことは、でこぼこの歯を安易に抜歯してはいけないということです。 見かけ上は、いかにも歯のはえるスペースがないように見えても 上下の歯列を整えたり、倒れこんでいる歯をまっすぐに立てなおすことによって抜歯することなくきれいな噛み合せに作り直すことが可能なのです。

何が問題? 智歯(親しらず)の存在とは
智歯(ちし=親しらず)が全て悪者か?いいえ、ゆったりとした上下のあごにゆとりがある場合は正常に機能することは可能でしょう。しかし、ヒトが二足歩行が出来るように進化してきた結果親しらずが正常に機能することは難しい状態になってきています。
「不正咬合の原因」の項目でもご説明したように「出っ歯」「受け口」「らんぐい歯」を引きおこす原因が「後ろの噛み合わせ高」の異常にあります。その異常をおこす大きな犯人の一つが「親しらず」の存在にあります。こうした状態を「ポステリア・ディスクレパンシー」と呼ばれています。当医院では、親しらずの芽(歯胚)があるかどうかをレントゲン診査して、存在が確認できたら出来るだけ早い時期に除去(ジャメクトミー)しています。大人になってから大きく根をはってしまってからの抜歯は非常に大変です。そればかりか歯並びに対しても大変な悪い影響を与えてしますのです。親しらずの早期除去は、7才から9才ごろまでが適応時期で多くのメリットがあります。

親知らず

あごの歪みやズレ(顎偏位)のあるタイプ

あごの歪みやズレも多くは「出っ歯」「受け口」の発生原因である噛み合わせ高の異常と同じです。ただ、歪みやズレはあごの左右に噛み合わせ高のズレが起こっているのです。多くの場合は、 「出っ歯」「受け口」という状態に合わせて見られます。 全体の噛み合わせ高や噛み合わせの面を整えることにより歪みやずれを解消することができます。

顎偏位